葬儀における結びつき

葬儀を手伝うことが決まったら、いつごろ、どのくらいの時間がとれるかを具体的に知らせておきます。 手伝いを断られたら喪家によっては、職場や趣味のサークルなど故人や遺族の誰かが所属している団体の関係者が、世話役を一手に引き受けるといった場合がありますし、地域によっては町内会が取り仕切るところもありますので、いちおう手伝いを申し出てみて、不要ということであれば、素直に引きましょう。
人手が多すぎてもかえって混乱しますし、取り込み中なので遺族をわずらわせないよう、その意向を尊重するのがベストです。 近所の人に手伝いをお願いする喪家は農村や山村などの地域を除くとだいぶ少なくなりました。

しかし、大都市圏でも、住宅地の町内会や団地の自治会などが、葬儀の手伝いを申し出ることがあります。 この申し出を受けるか否か、迷うと思いますが、断るときは会の責任者らに丁重に辞退する旨を伝えます。
弔問のとき遺族から故人との対面を請われたら、枕元に座って、
@両手をついて故人に一礼する。
A遺族が顔の白布をとったら死に顔を少しの間見つめる。
B故人に一礼して合掌する。
C少し退いて遺族に一礼する。
病院ではこれを立ったまま行います。 両手を床につくことはできませんから、最初は丁重な立礼でこれに代えます。
自分から対面を求めるのは、原則として遠慮すべきですが、別れを告げる最後の機会ですから、どうしてもというときは心をこめ、礼を尽くして遺族にお願いしてみましょう。 「ぜひ故人とお別れをしてやってください」と遺族から対面を請われても、取り乱してしまいそうな場合、あるいは生前の元気な姿を思い出として大切にしたいなどの理由から対面したくないときは、そのことをきちんと伝え、遺族の気持ちを傷つけないように辞退します。

祭壇の裏側に棺を安置し、会葬者が自由に故人と対面できる葬儀を見かけることもあります。 一部の人には好評のようですが、なかには反対する人もいます。
「やつれた死に顔を見せたくない」「生前の元気な姿が打ち消される」といった理由のためです。

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